持病について

状況

私がこれまで受けた治療について

17歳の頃、内視鏡検査によりクローン病と診断されました。
当初、免疫抑制剤の注射薬を使用していたが、副作用により使用が難しい状況でした。
治療が安定しないまま大学に進学して、4年後に治療を優先することにしました。
次第に内服薬でのコントロールが難しくなり、小腸狭窄による通過障害を併発しました。
外科的手術にて症状は改善し、内科的治療で落ち着いています。
ただし、引き続き体調の波は避けられないため、日頃からの体調管理が重要となります。

就業にあたって

下記内容の配慮を必要としています。

・月1回程度の平日(終日)通院
・症状に応じての休養
・在宅療養を目的とした、時短勤務またはリモートワークの併用

※今後の治療内容によっては、内容が変動する可能性があります。
※多忙期につきましては、調整可能です。

クローン病についての一般的な概念

概要

消化器系に炎症を生じる自己免疫疾患と言われており、
良い時期と悪い時期を繰り返す特徴があります。
原因は不明かつ完治の概念がないため、長期的な視点での治療を必要とします。

症状について

小腸・大腸を中心に、繰り返し炎症を起こします。
腹痛・下痢・下血・発熱が主症状となります。

検査について

・採血
・エコー
・内視鏡
・X線/透視
・CT/MRI
等・・・

治療について

主な治療内容は次の3通りがあります。

1.投薬
自己免疫疾患であることから、免疫を調整する注射薬が有力であるとされています。
内服薬を併用するケースが多く、症状に応じて組み合わせ・投与量の調整を行います。
状況に応じてステロイド剤による寛解導入も試みますが、
減量にて増悪し離脱が難しい問題があります。

2.栄養療法
クローン病に対しては食事のコントロールが必須とされており、
低残渣・低脂質・低刺激な食事に注意する必要があります。
消化の負担を減らすために、処方箋医薬品に分類される栄養剤を併用するケースが多いです。

3.手術
慢性的な炎症により寛解導入が難しい場合や、
炎症の治癒過程で消化管の狭窄をきたした場合は、
外科的手術により症状の改善を試みるケースがあります。